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オクスフォードの窓辺から第2回 ヴァーノン写本

オクスフォードの中心に聳えるボドレー図書館は、極めて重要な稀覯書や現代までの知の財宝を所蔵する。16世紀の寄贈者、貴族トマス・ボドレーの名前で呼ばれている。最上階にはグロスター公ハンフリー室があり、数多くの稀覯書の中で...
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2024年謹賀新年

2024年の元旦を迎えました。私は2月の天皇誕生日に80歳を迎えます。 今年もよろしくお願い申し上げます。また皆様方のお幸せな一年をお祈り申し上げます。
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オクスフォードの窓辺から Visiting Oxford Talk 1

Talking from Randolph Hotel, situated in the city centre of the university, Takamiya makes a short account of Oxf...
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Beinecke Rare Book and Manuscript Library

Canterbury tales TAKAMIYA collection
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『学鐙』2023年夏号

丸善雄松堂から季刊『学鐙』120巻第2号が出版されました。大書店なら扱っているはずで、250円です。 今号は「今私たちが学ぶべきこと」という特集で、養老孟司、青柳いづみこらが執筆、私は今号から始まった連載「書物とともに」第1回で、「...
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岩波新書『西洋書物史への扉』新刊出版動画

00:08 新刊出版 こんにちは、高宮利行です。久しぶりにこのYouTubeにご紹介したい本が1冊ございます。 今日はたまたま2月23日、天皇誕生日であります。天皇陛下おめでとうございます。実はこの日、私も79歳の...
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岩波新書新刊『西洋書物史への扉』発売のお知らせ

拙著『西洋書物史への扉』が上梓された。想定外に執筆時間がかかったが、出来上がりは画像が多い粋な出来だと思う。 ケンブリッジで学んだ書誌学者フィリップ・ギャスケル博士の言葉「目を肥やせ」に刺激されて、図書館や古書店で手に取った体験が本...
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人魚のミイラ

13日(月)の朝日夕刊社会面に、岡山県の寺が秘蔵する「人魚のミイラ」を調査した倉敷芸術科学大が、その正体について詳しく分析したという記事が出ました。 私は、1990年に大英博物館で観たFake?The Art of Deceptio...
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2023年 謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 現在、岩波新書の『西洋書物史への扉』執筆と取り組んでおり、2月21日に発売される予定です。 2月23日には79歳の誕生日を迎えますが、25日には恵...
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『旅するナラティヴ: 西洋中世をめぐる移動の諸相』

昨日送られてきた大沼由布・徳永聡子共編で、退職される松田隆美先生へのFestschriftです。執筆者は三田での教え子が中心です。よく準備された論文集です。
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『レイフ・ヴォーン・ウィリアムズーイギリスの声をもとめて』

有名な「グリーンスリーヴズ幻想曲」ならという方が多いのではないでしょうか。先週末に送られてきたサイモン・へファー著 小町碧・髙橋宣也共訳『レイフ・ヴォーン・ウィリアムズーイギリスの声をもとめて』(アルテスパブリッシング)には、丁寧でわかり...
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小さな本 Pocket edition Poor Man’s Bible, Macrobius, Aldus, Vitruvius

フローベンのラテン語聖書は、1491年バーゼルで出版された。「貧者の聖書」とあだ名された8折本で、1495年には第2版が出版された。神学生や諸国を行脚しながら説教する僧侶に用いられた。グーテンベルクの42行聖書以降で、フローベ...
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キャクストン版ボエティウス『哲学の慰め』

6世紀の哲学者ボエティウスが獄中で著したラテン語の『哲学の慰め』は、中世から近世にかけてよく読まれた名作である。英国ではアルフレッド大王が古英語に翻訳させ、チョーサーは中英語で翻訳した。エリザベス一世も英訳した。キャクストンは...
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Peter Brooke ピーター・ブルック死去

朝日新聞の今朝の朝刊が、英国の演出家Peter Brooke氏が97歳で亡くなったことを報じています。ロイヤル・シェークスピア・カンパニーを率いて、1973年に「真夏の夜の夢」を日本で上演、何もない白い舞台でブランコが登場する仕掛けが新鮮...
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書物史講座 キャクストン版『世界の鑑』

こんにちは。今日もですね、キャクストンの続きということで、少しお話を進めたいと思います。 ウィリアム・キャクストン。大陸でブルージュで最初の英語の本を印刷し、しばらくたったらロンドンへ戻り、ロンドンの隣にあるウェストミン...
アーサー王伝説 Arthurian Legends

書物史講座 キャクストン版『カンタベリー物語』第3回

チョーサーはカンタベリー巡礼の一人に選んだバースの女房に、過去に結婚した5人の夫が彼女の旺盛な精力に勝てずに死んでしまう顛末を物語の序文で赤裸々に語らせ、経験主義の重要性を扱う。彼女がその実例として挙げた物語では、結婚生活で男...
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鷲見洋一『編集者ディドロ』(平凡社、2022年)

畏友鷲見洋一氏(慶應義塾大学名誉教授)がライフワークの一つとした『編集者ディドロー仲間と歩く「百科全書」の森』が完成し、この4月に平凡社から出版された。 後書きをみると、従来の「だ、である」調を捨てた理由について綿々と綴っている。ま...
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オーウェル『1984年』ディストピアを生き抜くために

ウィリアム・モリスに関する著作活動の後、ジョージ・オーウェルを扱って止まることを知らない川端康雄氏による新作です。慶應義塾大学出版会の「世界を読み解く一冊の本」(松田隆美先生がシリーズアドヴァイザー)の一冊として出版され、著者からの献本を...
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書物史講座 キャクストン版『カンタベリー物語』第2回

後半では、チョーサーの『カンタベリー物語』を取り上げて、初版(1476年)と第2版(1483年)の相違を探る。大陸から戻ったキャクストンがタイプ2という活字を用いて初版を組んだのに対して、第2版ではタイプ2は欄外見出しに、小さ...
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オスカー・ワイルド『理想の夫』(角川文庫、2022年)

世紀末の審美主義者として、また男色趣味のスキャンダルで知られたオスカー・ワイルドは、『真面目が肝心』など多くの演劇作品でも人気者だった。『理想の夫』もその一つで、19世紀末ロンドンの上流階級を舞台に、仲の良い3人の前に現れた妖しい魅力を持...
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