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お知らせ What's new

Scribal Cultures in Late Medieval England: Essays in Honour of Linne R. Mooney, York: York Medieval Press, 2022.

ヨーク大学の中世英語古書体学名誉教授リン・R・ムーニー博士の業績を讃える記念論文集『中世後期イングランドにおける写本文化』が発刊されました。 Margaret Connolly, Holly James-Maddocks, &amp...
イベント情報 Event infomation

遺す、写す、広める。―東西の写本展(3/23-4/28) – 早稲田大学図書館 (waseda.jp)

早稲田大学図書館では、所蔵の東西の写本を一堂に展示し、それぞれの資料の背後にある共通性を見出そうとする企画展が開催されています。 遺す、写す、広める。―東西の写本展(3/23-4/28) –早稲田大学図書館 (waseda.jp) ...
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NHK 100分de名著 エドガー・アラン・ポー スペシャル 2022年3月

今春慶應義塾大学文学部教授を定年退職されて名誉教授に就任した、19世紀アメリカ小説研究の権威巽孝之氏が、NHK教材として編纂されたもの。長い研究・教員生活を背景にして、わかりやすく解説しています。これから卒業論文に取り組もうとする学生諸君...
書物史講座

書物史講座 キャクストン版『カンタベリー物語』第1回

英国商人だったウィリアム・キャクストンは、英王の妹として結婚したブルゴーニュ公爵夫人の依頼で『トロイ歴史集成』をフランス語から英語に直し始めたところ、印刷術について知り、ケルンあるいはアントワープでその「人工的に書く技術」を習...
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『国際昔話型カタログ 分類と文献目録』

昨朝の朝日新聞一面の左隅に載っていた新刊です。ハンス=イェルク・ウター著、加藤耕義訳、小澤俊夫 日本語版監修で、小澤昔ばなし研究所有名な民話研究のアールネ/トムソンの『昔話の話型』に基づいて大幅に改訂増補した国際的な目録です。小澤氏は第指...
書物史講座

『書物に魅せられた奇人たち 英国愛書家列伝』 後編 The Tradition of English Bibliophiles 2/2

本書は過去数年間にわたって不定期刊行物「書物学」(勉誠出版)に連載した「英国愛書家の系譜」を中心に、新たに書き下ろして3編ほどを加えて一書にまとめたものである。取り上げた中にはハリウェル・フィリップスのような奇人から始まって、...
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『書物に魅せられた奇人たち 英国愛書家列伝』 前編 The Tradition of English Bibliophiles 1/2

こんにちは。高宮利行です。 久しぶりにYouTubeで私が最近出しました本についてご紹介したい、そういうふうに思っております。まことに久しぶりな出版でありましておそらく前回は10年ぐらい前の『本の世界は『本の世界はへんな...
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大野寿子監修『いっしょに楽しむ おはなしのえほん こどもに伝えたい20話』(高橋書店、2021年)

東洋大学教授で伝承文学研究者の大野寿子氏が監修した『いっしょに楽しむおはなしの絵本ーこどもに伝えたい20話』(高橋書店、2021年)は、誰でも知っている懐かしい東西のお話を集めて、語りかけるような文と目に楽しい絵を絡めた良書。 リズ...
アーサー王伝説 Arthurian Legends

書物史講座『ロクスバラ・クラブ後編』The Roxburghe Club 2/2

イングランドにおけるロクスバラ・クラブの成功は、ライバルのスコットランドを刺激し、バナタイン・クラブやメイトランド・クラブが誕生したが、いずれも短命に終わった。ロクスバラ・クラブは現在も続いている。19世紀後半には、フレデリッ...
書物史講座

書物史講座「ロクスバラ・クラブ」前編 The Roxburghe Club 1/2

00:00 イントロ、今回の内容 ロクスバラ公爵の死後行われた競売が記録的な売上高に達したのを記念して、ディブディンの主導で発足した ロクスバラ・クラブは今日に至るまで、優れた出版物を世に問うてきた。 The 4...
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高宮 利行 最新刊『書物に魅せられた奇人たち 英国愛書家列伝』

エリザベス女王付きの魔術師ジョン・ディーも、世界の喜劇王チャーリー・チャップリンも蔵書家でした。この度上梓する本書は有名無名を問わず、古書に魅せられて所有銘を残した英国の愛書家19名を取り上げて、それと如何に対峙したかを探リます。...
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向井剛『英国初期印刷本研究への誘い』

週末に届いた福岡女子大学の向井剛学長の新著です。副題は「書誌学から文学・社会・歴史研究へ」とあります。マロリーから始まって初期印刷本に関する論考をまとめたものです。この4月に学長になっておられたとはつゆ知らず、驚きました。考えてみ...
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大橋吉之輔著『エピソード』尾崎俊介編、トランスビュー、2021年

慶應義塾大学名誉教授で現代アメリカ文学者、大橋吉之輔のエッセイ集を、愛弟子だった尾崎俊介がコメント付きで編集した一書。愛妻思いの個性の強い学者の側で、後半生を見守った研究者による師弟愛が垣間見られる。
アーサー王伝説 Arthurian Legends

アーサー王物語 第7回「集大成」

ブリテン諸王の系図 00:26〜 ブルータスにはじまるブリテン諸王の系図にアーサー王を含めることは、ブリトン人の年代記にアーサー王の事績が入って以来当然の成り行きであった。 An illustration ...
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『J .R.R. トールキンの世界:中つ国の生まれた場所』

先週、トールキン関連書を多く出版している評論社から、訳者の献呈本として次の新刊書が送られてきました。オクスフォードの英語学の大学者が趣味で書き綴ったファンタジーに興味を持った読者に、彼の育った環境や世界に関して多くの図版を用いて説...
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The Medieval Manuscripts of Toshiyuki Takamiya

これはYale University, Beinceke Libraryが所蔵する高宮写本蔵書から、稀覯書部長のRay Clemens 博士がチョーサー写本と巻物写本を紹介したビデオです。EBSのオンライン学会で流されました。...
アーサー王伝説 Arthurian Legends

アーサー王動画 第6回「新たな主人公」

アーサー王伝説がヨーロッパに広まったのは、十字軍遠征や旅するブレトン人の商人たちによっていたかもしれない。 13世紀には複雑なインターレースの構造を持つフランス語散文の流布本大系や『散文トリスタン』が書かれたが、アーサーは耄碌...
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10/27(水)一橋大学 社会科学古典資料センター 西洋社会科学古典資料オンラインセミナー開催のお知らせ

「なぜ16世紀に製本された西洋の古書の背中には、タイトルや著者名、年号など現代本に当たり前の書誌情報がないのか」を前提として、「昔の本はこうだった」の様相を考えてみようというものです。背中にないタイトルが、前小口や横の小口に手書き...
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10/30-31 関西大学 東西学術研究所 創立70周年記念シンポジウム

関西大学の東西学術研究所の創立70周年記念シンポジウムが2021年10月30日(土)31日(日)、関西大学千里山キャンパスでオンライン併用で開催されます。 招待を受けた私は、初日の基調講演者として、30日11:15−12:1...
本の本 books on books

『東京古書組合百年史』

『東京古書組合百年史』東京都古書籍商業協同組合、2021 8月末に出版された掲題書が一誠堂から届きました。資料的な価値が半端じゃない歴史で、読み始めるとやめられません。定価8,000円の価値はあります。ぜひ、三田や日吉の研究...
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