書物史講座「未製本シート」後編 Unbound sheets once owned by A. N. L. Munby 2/2

書物史講座「未製本シート」後編(#20) 未製本シートの面白さ、透かし模様、ピーター・ヘイリンの校正刷り watermarks, Peter Heylyn's proof copy

全紙に印刷されたシートは正しい順序で畳まれて、プレスをかけた上、製本される。未製本シートのまま残ることは少なく、不要になった場合は反故紙として製本の補強材料に使われる。

書誌学者A.N.L. MUnbyが収集した未製本シートのコレクションは近代の印刷から出版への過程の一端を示すものとして価値が高い。Corpus Christi College Cambridgeの歴史とCollege所蔵の中世写本目録の未製本シートは、銅板画による挿絵が加えられる前の段階を示している。

Printed sheets were folded, pressed and bound. They hardly remain as unbound, because some of them were used as pastedowns for the binding or discarded as printing wastes.

A. N. L. Munby’s collection of the History of Corpus Christi College Cambridge, and their manuscript catalogue, both in unbound printed sheets is an important material for research in bibliography.

24moの未製本シートの一例 一枚の紙から一冊の本が出来ることがわかる
Munbyはこのように自らの未製本シートを封筒に入れてメモをして保管していた
高宮が集めたコレクションの一例 Peter Heylynの本のproof copy(校正刷り)

参考文献

参考文献 高宮利行、原田範行『図説本と人の歴史事典』柏書房(1997年)

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書物史についてのイントロダクション(#5)

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