全紙に印刷されたシートは正しい順序で畳まれて、プレスをかけた上、製本される。未製本シートのまま残ることは少なく、不要になった場合は反故紙として製本の補強材料に使われる。
書誌学者A.N.L. MUnbyが収集した未製本シートのコレクションは近代の印刷から出版への過程の一端を示すものとして価値が高い。Corpus Christi College Cambridgeの歴史とCollege所蔵の中世写本目録の未製本シートは、銅板画による挿絵が加えられる前の段階を示している。
Printed sheets were folded, pressed and bound. They hardly remain as unbound, because some of them were used as pastedowns for the binding or discarded as printing wastes.
A. N. L. Munby’s collection of the History of Corpus Christi College Cambridge, and their manuscript catalogue, both in unbound printed sheets is an important material for research in bibliography.
参考文献
参考文献 高宮利行、原田範行『図説本と人の歴史事典』柏書房(1997年)
コメント