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2024年謹賀新年

2024年の元旦を迎えました。私は2月の天皇誕生日に80歳を迎えます。 今年もよろしくお願い申し上げます。また皆様方のお幸せな一年をお祈り申し上げます。
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人魚のミイラ

13日(月)の朝日夕刊社会面に、岡山県の寺が秘蔵する「人魚のミイラ」を調査した倉敷芸術科学大が、その正体について詳しく分析したという記事が出ました。 私は、1990年に大英博物館で観たFake?The Art of Deceptio...
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『レイフ・ヴォーン・ウィリアムズーイギリスの声をもとめて』

有名な「グリーンスリーヴズ幻想曲」ならという方が多いのではないでしょうか。先週末に送られてきたサイモン・へファー著 小町碧・髙橋宣也共訳『レイフ・ヴォーン・ウィリアムズーイギリスの声をもとめて』(アルテスパブリッシング)には、丁寧でわかり...
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Peter Brooke ピーター・ブルック死去

朝日新聞の今朝の朝刊が、英国の演出家Peter Brooke氏が97歳で亡くなったことを報じています。ロイヤル・シェークスピア・カンパニーを率いて、1973年に「真夏の夜の夢」を日本で上演、何もない白い舞台でブランコが登場する仕掛けが新鮮...
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鷲見洋一『編集者ディドロ』(平凡社、2022年)

畏友鷲見洋一氏(慶應義塾大学名誉教授)がライフワークの一つとした『編集者ディドロー仲間と歩く「百科全書」の森』が完成し、この4月に平凡社から出版された。 後書きをみると、従来の「だ、である」調を捨てた理由について綿々と綴っている。ま...
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オーウェル『1984年』ディストピアを生き抜くために

ウィリアム・モリスに関する著作活動の後、ジョージ・オーウェルを扱って止まることを知らない川端康雄氏による新作です。慶應義塾大学出版会の「世界を読み解く一冊の本」(松田隆美先生がシリーズアドヴァイザー)の一冊として出版され、著者からの献本を...
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オスカー・ワイルド『理想の夫』(角川文庫、2022年)

世紀末の審美主義者として、また男色趣味のスキャンダルで知られたオスカー・ワイルドは、『真面目が肝心』など多くの演劇作品でも人気者だった。『理想の夫』もその一つで、19世紀末ロンドンの上流階級を舞台に、仲の良い3人の前に現れた妖しい魅力を持...
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NHK 100分de名著 エドガー・アラン・ポー スペシャル 2022年3月

今春慶應義塾大学文学部教授を定年退職されて名誉教授に就任した、19世紀アメリカ小説研究の権威巽孝之氏が、NHK教材として編纂されたもの。長い研究・教員生活を背景にして、わかりやすく解説しています。これから卒業論文に取り組もうとする学生諸君...
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『国際昔話型カタログ 分類と文献目録』

昨朝の朝日新聞一面の左隅に載っていた新刊です。ハンス=イェルク・ウター著、加藤耕義訳、小澤俊夫 日本語版監修で、小澤昔ばなし研究所有名な民話研究のアールネ/トムソンの『昔話の話型』に基づいて大幅に改訂増補した国際的な目録です。小澤氏は第指...
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大野寿子監修『いっしょに楽しむ おはなしのえほん こどもに伝えたい20話』(高橋書店、2021年)

東洋大学教授で伝承文学研究者の大野寿子氏が監修した『いっしょに楽しむおはなしの絵本ーこどもに伝えたい20話』(高橋書店、2021年)は、誰でも知っている懐かしい東西のお話を集めて、語りかけるような文と目に楽しい絵を絡めた良書。 リズ...
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向井剛『英国初期印刷本研究への誘い』

週末に届いた福岡女子大学の向井剛学長の新著です。副題は「書誌学から文学・社会・歴史研究へ」とあります。マロリーから始まって初期印刷本に関する論考をまとめたものです。この4月に学長になっておられたとはつゆ知らず、驚きました。考えてみ...
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大橋吉之輔著『エピソード』尾崎俊介編、トランスビュー、2021年

慶應義塾大学名誉教授で現代アメリカ文学者、大橋吉之輔のエッセイ集を、愛弟子だった尾崎俊介がコメント付きで編集した一書。愛妻思いの個性の強い学者の側で、後半生を見守った研究者による師弟愛が垣間見られる。
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『J .R.R. トールキンの世界:中つ国の生まれた場所』

先週、トールキン関連書を多く出版している評論社から、訳者の献呈本として次の新刊書が送られてきました。オクスフォードの英語学の大学者が趣味で書き綴ったファンタジーに興味を持った読者に、彼の育った環境や世界に関して多くの図版を用いて説...
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城戸崎愛、由井りょう子『戦火とドーナツと愛』(集英社be文庫、2004年)

先日、娘が家内の助けを借りてドーナツを作りました。皆で美味しく食べました。 ドーナツと言えば、母のことを思い出します。戦後まもなく堺市に住んでいた頃、日曜日のランチが終わると(ラジオで1時から「尋ね人」という番組が始まる頃)...
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博士と狂人 The Professor and the Mad Man

原題The Professor and the Mad Man, Simon Winchesterの原作をMel Gibson主演で映画化したもので、昨日DVDで観ました。19世紀に半ばに始まったOxford English Dictio...
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孫に神保町を紹介

好天の昨日、孫を連れて神保町へ。中学に入学した段階で案内してあげようと約束してものです。実は、私が12歳になったときは、亡き父が案内してくれました。その時古書店で買った2冊の人名辞典は今でも持っています。また、それにならって息子の時も、私...
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Scientific Analysis of the Book by Raymond Clemens and Richard Hark of Yale University

There have been tremendous advances in science as it relates to the history of the book. This course will present the s...
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『フォルモサ:台湾と日本の地理歴史』

昨日、翻訳者の原田範行氏から贈られてきた奇書で、平凡社ライブラリーの文庫本ですが、400ページを超えています。原作者ジョージ・サルマナザールは名前からして胡散臭いもの。偽作者の世紀と言われる18世紀英国で、1704年に初版が出た本書は、1...
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Trinity College Library Dublin A catalogue of manuscripts containing Middle English and some Old English

The Catalogue is at the printers, and Four Courts Press tell me they will have copies in their office by the weekend of...
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山食 Yamasyoku or Hill-top Cafeteria

創業83年で経営危機に陥った三田の山食が、500万円を目標額にしてクラウドファンディングを呼び掛けたところ、一か月半で4300万円も集まりました。多くのファンがいたわけですね。募金への返礼品が2,3日前に我が家にも届きました。ロゴ入りカレ...
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