オスカー・ワイルド『理想の夫』(角川文庫、2022年)

世紀末の審美主義者として、また男色趣味のスキャンダルで知られたオスカー・ワイルドは、『真面目が肝心』など多くの演劇作品でも人気者だった。『理想の夫』もその一つで、19世紀末ロンドンの上流階級を舞台に、仲の良い3人の前に現れた妖しい魅力を持つ女性によって、テンポ良い筋の展開とウィットに富んだ会話が、人間ドラマの傑作を生んだ。

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